【海難記】 - 三十年後のパンクスたち

http://d.hatena.ne.jp/solar/20051222/p1

2005/12/07に発売された、ドン・レッツ監督のパンク・ドキュメンタリー映画パンク:アティテュード』についてのレビュー。

インタビューに答えている元パンクスが、当時から30年たってすっかり年をとってしまった人間と、いまだに現役感のある人間とにはっきり二分されているのが面白い(誰がそうかは各自確認されたし)。また、スージー&バンシーズ、スリッツ、Xレイ・スペックスといった女性パンクバンドのメンバーへのインタビューが多いことにも好感がもてる。


年老いたパンクの悲哀から目を背けることなく、同時に、いまだ汲み尽くされていないパンクの「可能性の中心」をも感じさせてくれる点で、すこしも回顧的ではなく、未来に向けられた映画だと思う。